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2015 年9 月ダイスアンドダイス東京店にやってきたお二人が伝えてくれた、
ボリビア・ペルーで生まれるアルパカ製品の事。
そのままの形でお客様へお伝え出きたらと思い、文字として書き起こしました。
商品の奥にあるすばらしい出来事、是非ご覧ください
「動物の毛の繊維の評価のしかたは二つあって、ひとつは手触り、つまりハンドフィルド。
もうひとつは繊維の細さ。細い程クオリティーが高いんですよ。その細さは、マイクロって1000分の1ミリ単位で測るんです。カシミアなんかでも同じなんですけど、世界でトップのクオリティっていうのはだいたい16~19マイクロくらいなんです。アルパカでは、そこがロイヤルアルパカと呼ばれるもので、それがトップのクオリティ。でもロイヤルアルパカは量が少なすぎて、大量生産しているブランドにはなかなか使えない素材なんですよ。
我々が掲げるスローガンは、『スタイルは、大量生産出来ない』。カッコ良さは大量生産できないというものなので、ロイヤルアルパカとかベビーアルパカを思いっきり使ってつくっています。ロイヤルアルパカで製品を作っているブランドって、ほとんど僕たちだけなんです。確実に世界一のクオリティ、世界一のアルパカ。こんなにいいアルパカの商品は今、世界中どこを探しても無いと思います。しかもその素晴らしい商品を、ダイレクトトレードのおかげで一番適切で、一番いい価格で紹介出来るって言うのが、僕たちイノウエブラザーズの商品の特徴でもあるんです。」
この手編みプロジェクトも、僕たちは最初の方からずっとやってきてるんだけど、これはもう特別なプロジェクトなんです。このアイテムは他のものと違って、すべて手編み。
アンデスに住んでる手編みを専門としてる女性たちは、妊娠すると工場からクビにされるんですよね。妊娠中には給料を払いたくないし、こどもが生まれたらちゃんと仕事を出来なくなっちゃう状況が多いので、すぐに仕事を取り上げられちゃうんですよ。
クビにされた女性たちの中には、すごく手編みの技術があるのに仕事そのものがない方がたくさんいるんですよね。。。僕たちはそんな女性たちを揃えてくれるネットワークと出会ったんです。