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Style can’t be mass-produced... (スタイルは大量生産できない)
世界的アルパカ繊維の生産地ペルー南部、標高4000メートルにあるプーノは辺境の地のひとつで、南米でも1.2を争う貧困にあえぐアンデスの先住民がアルパカとともに暮らす地域だ。
イノウエブラザーズは、アンデス山脈地帯でアルパカ繊維の品質向上のために設立された、パコマルカ研究所創設者のアロンゾ・ブルゴスと協力関係を締結、現地の研究所と対話をすることで、世界で一番高品質の「シュプリームロイヤルアルパカ」を開発するなど、いまではアルパカ製品の世界的なエキスパートになっている。
高度4000メートル以上、一日の中で20~25度ほどの温度変化のある環境の中で暮らしているアルパカの毛は、毛の組織の中が空になっており、「寒いときには暖かく」「暑い環境になると体温を逃がしてくれる」といった自然的機能(サーマル効果)を活かし、人間の生活の中にも素晴らしい快適性をもたらしてくれる。
そこに彼らが「スカンジナビアンデザイン」と呼ぶ、日本の繊細さと、北欧のシンプルさをあわせ持ったデザインを落とし込み、イノウエブラザーズの商品が完成するのである。
初めてイノウエブラザースに会ったのは、代官山のデンマーク大使館で行われていた展示会でした。普通、展示会ってブランドのショールームや貸しスペースで行われるんです。それがデンマーク大使館ですから、インターホン押すときから緊張しましたね。笑
ロビーに入ると日本でも有名なデンマーク製の家具がずらりと並び、、、。2Fで行われていた展示会では、イノウエブラザースはにこやかな雰囲気で商談を行っていました。メールではやり取りをしていたものの、お会いするのは今回が初めて。初めてお会いした印象は、貫禄があるけど優しさやマイペースな雰囲気、今迄出会った事の無い感じでしたね。
ブランドについて予習していたものの、お二人にアルパカを育てている農場の方の話から、製品をお客様へ届けるまでのストーリーをお聞きすると、もちろん商品がすばらしい事と、物を作ってから購入されたお客様が使用するまでに、プラスαの"意味"みたいな物を感じました。
それは環境問題や農家の方への愛、現代社会において伝統を続けていく事の重要性、様々な想いでした。僕にとっては、お店に商品をそろえる事とは別の、大切な事も学ばせて頂いた気がします。
そして毎シーズンの様にダイスアンドダイスにも足を運んで頂き、スタッフにも直接ストーリーを伝えて下さるイノウエブラザーズには頭が上がりません。
今シーズンはすばらしい商品をほぼ全てに近く取り扱わせて頂いているプラス、私たちがネイビー色が好きと言う事も有り、ネイビー色のマフラーやトラウザーズも別注で制作して頂きました。(別注のタグまで!!)
今回の特集ページでは、店頭へ足をお運び頂けないお客様の為に、私たち販売員への直接のティーチングを許可を得てほぼそのまま掲載しています。インタビュー記事や商品詳細など、ご覧頂けたら嬉しいです。