-
カラスの濡れ羽色「秀明黒」に
染まるPURE BLACK
「沖縄展」の目玉の一つとして、毎年楽しみなダイス別注のアロハシャツ。
DICE、MENTAI DICE、GOMA SABA、DICE FLASH。
店名に因んだサイコロや、福岡ならではのあれこれ、色々とご機嫌な柄を作ってもらって、毎回僕たちもわくわくしている。
今年はどんな柄だろう。ここらで意外と無地はどうだろう。真っ黒とか?
実は僕たちは黒好きだ。先日「ORRS」に別注をお願いしたのもブラックデニム。それに黒のアロハシャツを合わせて、ハットはナチュラル。そんな素敵なスタイリングが頭に浮かんだ。「今年は無地の黒はどうでしょう?」そんな変化球なお願いをAlohaBlossomチームに投げてみた。すると「それだったら、凄い黒がありますよ」と思わぬ返答。その凄い黒というのが、京都の「馬場染工業」の黒染だった。
「馬場染工業」は、140年以上続く老舗の黒染屋。長年培われた黒染めの技術を、今も尚受け継ぐ、数少ない黒染屋の一つだ。五代目柊屋新七という名を継ぐのは、馬場麻紀さん。現在、彼女が主人を務める。
馬場染工業の建つ場所は、清泉が湧き「柳の水」として有名である。千利休が茶の湯の水として愛用したと伝えられる名泉で、鉄分を多く含むこの水が、黒の染色には欠かせないという。
麻紀さんの父、4代目の馬場孝造さんは、黒よりも黒い、カラスの濡れ羽色「秀明黒」を染められる名匠で、黒染めの神として讃えられる存在だった。そんな父親のもとで育った麻紀さんは、黒ばかりが目に付く環境に嫌気が差し、色鮮やかなテキスタイルの世界に進み、デザイナーとして活躍した。
末期のがんを患い死期を悟った孝造さんは、ある日先代から受け継ぐ「秀明黒」の染料を自ら流しに捨て始めた。慌てて止めに入った麻紀さんは、その時自分が五代目を継ぐ決意をしたという。
麻紀さんは父親の意志を継承し、代々続く着物の染めを請負つつ、自らの経歴を活かして、洋服を染めるに技術を高めていった。麻紀さんのこの功績がなければ、今回の別注はあり得なかった。
まさに、カラスの濡れ羽色「秀明黒」に染まったアロハシャツ。別の黒と比べると一目瞭然だ。
五代目柊屋新七、馬場麻紀が生み出す、深みのある黒。是非体感して欲しい。 -
10年目の夏を祝して
OKINAWA ZILLA
AlohaBlossomにとって、今年は記念すべき10年目の夏である。
そんな節目を記念して、企画された8種のアロハシャツ。その一つとなるのが、Julien Colombier(ジュリアン・コロンビエ)がデザインを手掛けた”OKINAWA ZILLA”だ。ダイスでも馴染みの深い、The Inoue Brothers…(イノウエ・ブラザーズ)がキュレーションを務める今回の企画。
きっかけを辿れば、数年前ダイスでジュリアンとイノウエ・ブラザーズを招いて開催したイベントで交わされた、とある会話にまで遡る。
それから企画は練られ、目黒の「Kabi」で開かれた食事会で話はまとまった。そして早速、AlohaBlossomチームがガイドとなり”OKINAWA ZILLA”製作のための沖縄ツアーが行われることとなった。ダイスディレクター吉田もその場へ同行するため、氷点下のNYから直接沖縄へと駆け付け、皆から「気温差30°……まるでアルパカのようだ」と驚かれたのは、今では笑い草になっている。
グラフィティから影響を受けたジュリアンのスタイルは、その土地で感じた経験をそのままブラックキャンバスに写しとるようにして描かれる。ジュリアンとイノウエ・ブラザーズは沖縄を旅し、その中で独特の文化や風土に存分に触れながら、ついに最終日を迎えた。
AlohaBlossomスタジオの壁面に掛けられた大きなブラックキャンバス。皆が固唾を飲んで見守る中、ジュリアンはそこへ向かって一枚の絵を書き下ろした。そうやって生まれたのがこの”OKINAWA ZILLA”である。ジュリアンはキャンバスを掛ける壁のテクスチャーを、あえて浮き上がらせて線を描く。通常このような細かい陰影を、柄として表現するのは非常に難しい。しかし、AlohaBlossomの用いる手捺染(シルクスクリーン)は、その細部まで美しく表現できる。
AlohaBlossomとジュリアン。互いの魅力を引き立て合う優れたコラボレーションとして”OKINAWA ZILLA”は仕上がった。この旅の様子を記憶したビデオクリップを公開している。この動画で、ぜひ彼らの魅力の片鱗を感じとってもらえればと思っている。
-
千代の富士
2018年に秋元家とコラボレーションした、千代の富士とウルフと、千両札を散りばめています。
千代の富士(本名:秋元 貢)
第58代横綱。 1955年6月1日、北海道松前郡福島町生まれ。
幕内最高優勝31回、通算勝ち星1045勝、1988年5月場所7日目から11月場所14日目までの53連勝など、数々の栄光を手にした史上有数・昭和最後の大横綱。1989年各界初の国民栄誉賞を受賞。 -
HAWAIIAN
アパレルブランド「URSELF」との共作、YU NAGABA 氏描き下ろしのオリジナルテキスタイル。
カメハメハ大王、ヤシの木、熱帯魚、サーファー等のトラディショナルハワイアン柄をモチーフにしました。 -
BOSSA NOVA
フィリペ ジャルジン描き下ろしのオウム、ギタリスト、男性と女性をモチーフにしたオリジナルテキスタイル。
Filipe Jardim / フィリペ ジャルジン
1968年リオデジャネイロ生まれ ファッションと旅をテーマに描くブラジル人イラストレーター。ルイヴイトンが製作した「carnet de voyage」のリオデジャネイロ版のほか、エルメス、ティファニーの広告を手がける。雑誌「THE NEW YORKER」や、各国版の「VOGUE」などに作品を掲載。
ブラジルやポルトガル、フランス、インドネシア、アメリカそして日本など、いい波と出会いを求めて旅を続けるサーファーでもある。 -
TINSAGUNU-HANA
2019年にNYのOPENING CEREMONYにて発表した、沖縄の民謡、てぃんさぐぬ花の歌詞が描かれたオリジナルテキスタイルになります。
てぃんさぐぬ花
沖縄は1972年5月15日にアメリカ合衆国の施政権下から日本へ返還され、日本の都道府県としての沖縄県が28年ぶりに再置された。同日には「沖縄県民の歌」が沖縄県章と合わせて制定されたが、県では2012年(平成24年)の復帰40周年を前に新しい県民愛唱歌「うちなぁかなさうた」の制定を検討していることが2011年(平成23年)の秋に報じられた[4]。新規の愛唱歌を制作するか、伝統的に愛唱されて来た曲を指定するかの二通りの案が並行して議論された結果、県民を対象にしたアンケートで「てぃんさぐぬ花」が圧倒的な支持を集めたため新規の愛唱歌制作は見送られ、「てぃんさぐぬ花」を県民愛唱歌「うちなぁかなさうた」に指定することが2012年3月18日に発表された[5] -
SWORDFISH
船と、カジキをモチーフにしたMASA SCULP描き下ろしの“SWORDFISH”
こちらのデザインは胸ポケットが両側にフラップ付きで付きます。
MASASCULP
1900年代初頭のモダンなカルチャー、古いサーカスやハロウィンなどにインスパイアされたジュエリー、テキスタイルデザイン、スカルプチャー、サインペイントなどを中心に活躍し、数々のアパレルブランドとのコラボレーションも発表している。 -
RYUKYU SOUVENIOR
AlohaBlossomのアイコン的テキスタイル、”HULA GIRL”の作者、タトゥーアーティストのW-OKI KENTA氏描き下ろしのオリジナルテキスタイル。
沖縄県が、まだアメリカ領だったころに、アメリカ本土用お土産に作られていた、琉装で踊る女性、アメリカ兵、ヤシノキ、沖縄のお墓等が散りばめられた、バンダナがモチーフ。
W-OKI KENTA
沖縄生まれ沖縄育ちのTATTOOアーティスト。
大好きな沖縄に生まれ,沖縄で育ち,地元沖縄の風土習慣空気感などを自分自身のフィルターへ落とし込み表現している。 -
KISS / BROWN
AlohaBlossom設立時にデザインされたテキスタイル”KISS”の10周年記念カラー。
-
Aloha Blossom Records
Aloha Blossom代表 キヨサク氏が主宰するレコードレーベル。
何気ない日常がハッピーになるようなご機嫌な楽曲たちを収録。想うた
キヨサク/thea 「想うた」
01. 想うた ~親を想う~
02. 想うた ~愛する人を想う~
03. 想うた ~仲間を想う~
04. 想うた ~同期を想う~
05. 想うた ~姉妹を想う~
06. 想うた ~夫婦を想う~
07. 想うた ~UKULELE SESSION~
08. 想うた ~親を想う~ Instrumental
09. 想うた ~愛する人を想う~ Instrumental
10. 想うた ~仲間を想う~ Instrumental
11. 想うた ~同期を想う~ Instrumental
12. 想うた ~姉妹を想う~ Instrumental
13. 想うた ~夫婦を想う~ Instrumental
【歌唱 / 作曲】 キヨサク(MONGOL800/UKULELE GYPSY)
沖縄県生まれ。3ピースバンド MONGOL800 の Vo&BASS, 作詞・曲を担当。ソロ活動では他アーティストとのコラボレーションや楽曲提供、プロデュースなども手掛けている。2013年より UKULELE GYPSY として単身ウクレレを片手に神出鬼没、日本各地を旅するなど枠に捕らわれない柔軟なスタンスで、さらなる音楽活動に広がりをみせている。
【歌唱 「姉妹を想う」】 thea(テア)
長野県出身。小さい頃から歌を歌う事を夢見る。10代の頃に受けたオーディションで審査員の目にとまり、本格的な音楽活動を提案されるが、自身の想い描く” シンガー” とはズレがあった為、断念する。 進学での上京後、学業に専念する傍らで、歌うこと・表現する事、への想いが日に日に強くなり、SNS でカヴァー弾き語りを始める。SNSでのカヴァーの投稿がキヨサクの目に止まり、想うた第5弾のシンガーとして抜擢される。 -
ヒビヲウタウ
Seasir 1st ALBUM 「ヒビヲウタウ」
1. Darlin’ 作曲:Seasir
2. Happy Bag 作曲:Seasir
3. ストレリチア 作曲:Seasir
4. 帰り道 作曲:Seasir
5. あなたのお気に入り 作曲:Seasir
Seasir / Trumpet (DOBERMAN , ex.浅草ジンタ)
中学生時代にトランペットと出会い、以来、始めたバンド活動にのめり呑む。
浅草ジンタへ加入後、国内・国外問わずLIVE TOURやFES出演を行う。
盟友MONGOL800を始めとする、様々なアーティストの作品・ライブへ多数参加。
また、CMや映画・楽曲制作アレンジなど、活動は多岐にわたる。
浅草ジンタ脱退後、しばらくソロ活動を行っていたが、旧知のDOBERMANに熱心な誘いを受けバンド加入を決断。
2020年リリース木梨憲武ソロプロジェクトへDOBERMANとして提供した、「ホネまでヨロシク」にて作曲を担当。
念願のソロ作品「ヒビヲウタウ」を20年12月10日にAloha Blossom Recordsより発売する。 -
UKULELE GYPSY
UKULELE GYPSY 1st アルバム 「UKULELE GYPSY」
1. inno waltz 作曲:キヨサク
2. 祝福の唄 作詞/作曲:キヨサク
3. ラブレター 作詞/作曲:甲本ヒロト
4. 涙そうそう 作詞:森山 良子 作曲:BEGIN
5. 家族の風景 作詞/作曲:永積タカシ
6. honeymoon 作詞/作曲:キヨサク
7. お嫁においで 作詞:岩谷 時子 作曲:弾 厚作
8. 小さな恋のうた 作詞:上江洌 清作 作曲:MONGOL800
9. どうにかなるさ 作詞: 山上 路夫 作曲:かまやつ ひろし
10. 南の島へ行こう -
WEZ写真展
キヨサクさんの写真家としての名前は「WEZ」。
ジャマイカでのレコーディングの際、「UEZU(ウエズ)」は現地の方々には聞き取りづらかった。
それをきっかけに欧米での活動は「WEZ(ウェズ)」と名乗る様になった。
被写体を探すこと、写真を撮ることを目的にして旅するのではなく、
ミュージシャンとして活動する中で、その視線から見える、風景、人々の表情、その土地の空気、そして美しい海。
そんな瞬間を写真に収めている。
沖縄展期間中、Dice&Dice店頭にて写真展も同時開催。是非、お気に入りの瞬間を探して欲しい。