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W-OKI TATTOO

W-OKI TATTOO
KENTA

大好きな
沖縄に生まれ
沖縄で育ち
地元沖縄の風土習慣
空気感などを
自分自身のフィルターへ落とし込み
自分なりの解釈でデザインする
普通の沖縄好きな人間です。

W-OKI TATTOO

琉球花笠をかぶり、ハワイの衣装muumuu(ムームー)を着た女性が、フラを踊っている。アロハブロッサムを代表する柄のひとつ『HULA GIRL』である。ずっと昔から知っているような、懐かしくて愛らしいこの柄は、性別世代を問わず幅広く愛されている柄である。この『HULA GIRL』をデザインしたのはタトゥーアーティスト『W-OKI TATTOO』KENTAさんだ。KENTAさんは宜野湾の家具屋通りに、タトゥースタジオ『W-OKI TATTOO』をかまえ、沖縄からタトゥーカルチャーを発信している。今回はKENTAさんに、タトゥーを始めたきっかけや、『HULA GIRL』誕生の経緯、そして今回の沖縄展の特別なアイテム『DICE FLASH』についてなど、いろいろと話を伺った。

『W-OKI TATTOO』ができるまで

「この仕事を始めるきっかけは、たしか20才くらいのときなんですけど。なんかずっとサラリーマン的な感じの仕事はしたくないなというのはあって。ただ、何をやりたいかまだ定まってなかった時期に、沖縄の国際通りにあるタトゥーショップの募集をたまたま見つけて。本当になんとなく『もしかしたらかっこいいかも』と、思って始めたのがきっかけですね。もともと、絵が好きだったとか、絵が得意だったとかでは全然なくて。なんか最近の流れで言えば、もともと絵を描いてる人がタトゥーを始めることが多いですけど、俺とかちょっと前の世代の人たちは、スタイルとか、カルチャーに憧れて始める人が多かったですね。なので、絵はやり始めて描いた感じですね。沖縄以外には住んだことないんで、他の土地のことはよくわからないんですけど。例えば、沖縄って高校生ぐらいからタトゥー入れてる人が結構いて、クラスに1人か2人ぐらいは入れてるんですよ。だから、若い子もそうだし、年配の人たちも基本的にタトゥーを見慣れてて、みんなあんまり抵抗が無い感じですね。今のお店は、もともとオーナーが別にいて、それを引き継いで自分がやっている感じですね。俺が22、23才ぐらいの時に、オーナーが国際通りで洋服屋をやってて、そこの2階でタトゥースタジオを始めて。それから、今の宜野湾に移ってって感じですね。そこを引き継いで、前の名前のまま自分が今運営してます。那覇から宜野湾に移転したきっかけは、立ち退きなんですけど。結果移転してよかったかなと思っています。宜野湾って沖縄の中部で、那覇から20分ぐらいのところなんですけど、目の前が米軍基地で、個人的には宜野湾の建物とか雰囲気の方がタトゥーにはあってるのかなと思っています」

W-OKI TATTOO

Aloha Blossomとの出会い

「もともと、ひさし(『Drunk CINDERELLA』マスター)が同級生で、10代の頃から友達だったんですよ。ひさしとキヨサクさんも仲良いじゃないですか。それで、たしかキヨサクさんが、『What a Wonderful World』のバックステージに飾られていた、俺のポスターを見てくれたみたいで、ひさし経由で『こういうシャツをやってるから、今度デザインしてほしい』って連絡くれたんですよ。もちろん速攻で『やりたいです』と返事しました。それが6、7年ぐらい前です。キヨサクさんは『KENTA君っぽさが出るならどんなデザインでもいいよ』って言ってくれて。ちょうど、そのポスターのデザインが『今後こういう感じでやっていきたい』と思っていたスタイルだったので、そのポスターをもとに『HULA GIRL』をデザインさせてもらいました。muumuu(ムームー)っていうハワイの衣装を着ているんですけど、沖縄でも昔から寝間着として着られていて、その記憶が結構あったのでそれをモチーフに描いてます。タトゥーって入れてない人から見ればやっぱり威圧感があるじゃないですか。だから昔からできるだけ誰が見ても素敵だなと思ってもらえるデザインを意識して描いていました。もともと絵を描いてなかったから、独学なので、今は逆にそれしか書けなくなった感じですね」

W-OKI TATTOO
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『DICE FLASH』のこと

わたしたちの住む福岡は名物に恵まれた賑やかな土地である。にわか面、金印、梅の花、博多美人。福岡を想起させるモチーフが、真っ白の生地を埋め尽くす。今回の沖縄展のための特別なアロハとドレス『DICE FLASH』は、KENTAさんが書き下ろしてくれたデザインだ。KENTAさんの独特な線で描かれた福岡の名物たちは、眺めているだけでたのしい。ここでは、KENTAさんに『DICE FLASH』のことについてお話を伺った。

W-OKI TATTOO

「『TATTOO FLASH』っていう、一枚の紙にいくつかのタトゥーのデザインを描いたものがあるんですけど。昔のアメリカとかのタトゥースタジオには、壁一面にそのフラッシュが貼ってあって、お客さんが『じゃあこれで』って選ぶ感じなんですよ。それをもとにデザインを考えました。沖縄のことなら、沖縄にずっと住んでいるのでわかるんですけど、福岡には住んだことがないので、モチーフを探すのに苦労しましたね(笑)できれば誰が見ても福岡だってわかるように、福岡っぽさを出したくて、色々と相談しながら考えましたね。にわか面をモチーフに使うために、許可までとったので、一応にわか面のデザインは東雲堂公認です」

みんげい おくむら

わたしの沖縄ガイド/KENTAさん

「家具屋通り」

「やっぱり家具屋通りですかね。『W-OKI TATTOO』近辺の通りが通称家具屋通りと呼ばれていて、ヴィンテージの家具屋さんとかが多くて、比較的買いやすい値段で売られています。アメリカのものがあったり、最近はヨーロッパがあついらしくて。それこそAloha Blossomとコラボしているマータクさん(ハワイアン家具の店)もスタジオから歩いて5分くらいのところにあります。
あとは『Drunk CINDERELLA』名物マスターがいる怪しい雰囲気の店です」

W-OKI TATTOO
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家具屋通り
沖縄県宜野湾市
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Drunk CINDERELLA
沖縄県那覇市牧志2-18-7 狂神産業ビル3-B
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わたしの沖縄展/KENTAさん

Aloha Blossomの「LUCKY」

「Aloha Blossomで新作『LUCKY』をデザインしました。福助、招き猫、恵比寿さん、縁起のいいモチーフがいっぱいです。先日6月20日、縁起物の『LUCKY』にかけまして、天赦日と一粒万倍日が重なる、最高に縁起の良いこの日に、琉球紅型の黄色をイメージした限定カラーをAloha Blossomのオンラインストアで販売しました。手前味噌ですけど、とても気に入ってます!」

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