ATONディレクター久崎氏が解説 / AIR WEATHER SHORT MODS COAT / Vol.1
2023.11.23 / ATON
ATONディレクター久崎氏が解説 / AIR WEATHER SHORT MODS COAT / Vol.2
ATONディレクター久崎氏が解説 / AIR WEATHER SHORT MODS COAT / Vol.3
ATONの洋服を作る上でシンプルで強いっていうのをデザインのテーマというか洋服作りのテーマでもあります。
シンプルで強いものっていうものが1つは色であったりもするんですが、僕たちのところで言うとサイズ感。
そのサイズ感っていうのをむやみやたらにグレーディングで言うと縦も横もどんどんどんどん大きくするっていう意味ではなく、例えばこのショートモッズに関しては身幅を大きくしていくそのかわり丈はそんなに横と同じような感じで丈を伸ばすという感じではなく、横の分量感やシルエット、サイズ感を1番ポイントにしてます。
特にサイズ感を分量取ったりする服っていうのは余白をどうデザインするか、その余白っていうのが大きくなった分、体から離れる。体から離れた大きなシルエットのものが体から離れた生地とかそこのパーツというかそこの箇所がどう動いてくれるのか。
単なる硬い鉄板のような洋服で大きくなりました、動きませんだったらいいんですが、生活してる時に大きな分量が下に落ちて欲しいのか、それとも動いた時にだけどう揺れて欲しいのかとかっていうのが余白をデザインするというところが大事です。
ショートモッズに関しては特に横及び後ろから見た時に身幅が大きい分、背中の中心からや後ろから見た時に裾の部分で体から離れてるところが大きくなった分、生地が下に落ちようとして揺れるんではなくこの素材の構造上、少し形態安定的なところがあるので、自分でポケットに手を入れて洋服を引っ張ってもらうと跳ねたような感じというか。
そこが愛嬌というか、大きくなった分量の部分がこの洋服に関しては自分で触ったり洋服を動かすことによってその余白が角じゃないんですけどね。軽く跳ねてくれるというところが分量感を大きくしてその余白をどうデザインすると言った時に洋服としてはこう跳ねて欲しいなっていうイメージがあったので、この素材とこのシルエットを合わせたというのが大きなこの洋服の特徴です。
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