BATONER DESIGNER INTERVEW Vol.3
2023.11.17 / BATONER
ファッションの仕事にはつきたくないって思ってたので未来がないって自分の中で判断してしまっていました。
海外青年協力隊になりたかったんですよ。
とある某テレビ番組の影響で僻地に行きたいなと思ってたんですよね。
大学もその海外青年協力隊を要請する大学に入ってそういうことを勉強してたんですけれど、大学で東京に行って大学が渋谷の近くだったので東京のど真ん中で生活してく中でやっぱり洋服っていうのがどうしても再熱してきて。
でもとはいえ家業は継ぎたくないなみたいな感じの狭間の中で揺れてたというか、そういう感じでした。
山形に1回戻ってきたいなとは思ってたんで、山形のファッションとは全然違う職種につきまして。
2年もいないくらい働いたんですけど、どうしても働いていく中で違和感を覚えたというか。
家業は継ぎたくないけどファッションに携わる何かがしたいなっていうところで辞めてフラフラしていると、当然(家業が)忙しいから手伝えっていう。
アルバイトでいいからみたいな入り口はそんな感じでアルバイトでもみたいな感じの軽いノリで片足突っ込んで。
どうしようかなって思ってる間にちょっとずつちょっとずつ現場のあれこれをやるようになって数年が経ちました。
1回区切りつけようと思ってやめようと思って言ったんですけど反対されて、じゃあもうちょっと考えようかなみたいな感じで。
また少し続けそうこうしてるうちに結構まあまあ時間経っちゃったなみたいな感じになって。
自分で工場の営業とかをするようになってですね。だいたい10年経つか経たないかぐらいですね。
なんで繊維に携わる工場が衰退していっているのかっていう問題になんとなく気づき始めたんですよ。
それは工場からすると作ってる人たちが良い状態になるはずないなみたいな。
悪しき流れみたいなのが分かってきて、それを変えるためにはどうしたらいいかな?って考え始めるようになったんですよね。
それが所謂Batonerという形のスタートというところです。