Graphpaperデザイナー南氏が解説 / Wool Doeskin Long Jacket,Tapered Trousers
2023.10.21 / Graphpaper
今回のコレクションって「マウンテンビュー」っていうテーマにはなっているので、すごくアウトドア的な見え方というかわざとそうさせてはいます。ちょうど90年代ぐらいからアウトドアウェアが街着というかストリートに普通にみんながファッションとして着るようになった時代感みたいなところが僕の中にあって、そういうところを表現したかったというのもあります。
その時代ぐらいに僕がファッションにおいて影響を受けたものっていうのがいくつかあるうちのYOHJIさんとかCOMME des GARCONSさんがやってきたことっていうのがあって。服のイメージというか僕なりの当時のイメージがあって。それはそのままGARCONSさんとかYohjiさんみたいな服を作るっていうことではなくて、僕が思ってた当時の服の感じをわりかしデフォルメして作っています。
Wool Doeskin Long Jacket / BLACK
(その当時の)ジャケットは大きくて丈が長いっていうイメージがあって、現実的にどれぐらい長かったかとかは全然覚えてないんですけど。
ドスキンのジャケットに関しては結構わざと長く作ってあります。
パンツは逆に短くて結構テーパーしててワタリがあるんだけど丈が中途半端なところにあるみたいなイメージがあったんで、それを1つの服としてデフォルメして作ってみたっていう感じです。
Wool Doeskin Tapered Trousers / BLACK
(ウールドスキンシリーズが)今回コレクションで1番気に入ってる商品で素材もいわゆるタキシードクロスなのですごく良いです。
あの生地は黒一色しか作れなくて本当に生地自体がものすごいいい生地だったので、それを生かして真っ黒の服がいいなと思いました。
真っ黒の服のイメージって僕が持ってた若かりし頃のイメージでCOMME des GARCONSだったりYOHJIさんだったりしたんでそれをわざとデフォルメして作ってみたっていう感じです。
(当時は)半端な丈のものにすごく興味が出てき始めた時で、24SSのコレクションもう展示回やって終わってるんですけどそこには更に全開でそういうニュアンスが出ていまして、最初のきっかけ的な服というか次に繋がるようなピースなのかなっていう気がしています。
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