A FILM BY THE INOUE BROTHERS『IN THE LAND OF THE ALPACA』
2015.12.28 / BRAND
FEATUREページ『イノウエブラザーズが伝えたいこと』も好評をいただいております、The inoue brothers…より、新しいショートフィルムが届きました。
第三弾の今作は、The Inoue Brothersとペルーの高地のあるパコマルカ・アルパカ研究所とのパートナーシップを初めて映像として表現されています。5分間の映像から感じられるアンデスの空気を、是非一度ご覧ください。
（本記事では、映像の中で流れます文章をよりじっくり読んでいただく為に、文字に書き起こしております。）
In The Land Of The Alpaca (Japanese Subtitles) from The Inoue Brothers on Vimeo.
5千年以上もの間アンデスの原住民はファインウールを取るためにアルパカを飼ってきた。
かつてアンデスを支配したインカ族は、豪華な織物を生み出す優れた毛糸を紡いだ。
現在、アルパカの大半はアンデスの最も田舎に住む家族経営の小さな放牧者の所有されている。アンデスの原住民は南アメリカでも一、二を争うほど貧しく、彼らの生活様式はサポート・投資の欠如やネグレクトにより危機にさらされてきた。
The Inoue Brothers はペルーの高地にあるパコマルカアルパカ研究所とのパートナーシップを築いた。地元の放牧者が自らの生活様式から上手く利益を挙げられるように援助することが目標だ。
「僕はフローレス・コンドーリ・フランシスコ。30年近く田園地方でアルパカを放牧してきた。
その前はジャングルでも働いたし、いろいろやった。トラックの運転手たバスの車掌もやった。
でも今は田園地方に首ったけだ。
ここには牧草と水がある。自然がアルパカ・羊・牛・馬を養ってくれる。
牧草はそんなに多くないが、僕らは田舎で家畜の世話をするために犠牲を払っているんだ。
寒くても、雨が降っても。
だからウールを売る時は、買い手が見合う価値を払うべきだ。
パコマルカは子供達への贈り物だと思っている。
年を取ったら、子供や孫に言ってやるんだ。
パコマルカで、素晴らしいアルパカ品種とはどんなものかを教えてもらったって。
日は巡り天気は変わる。天候の変化は激しい。
全てがどんどん変化していくので、僕らも前を向いて行かなければ。
後戻りはできない。そういうもんさ。」
パコマルカ研究所はプーノの南部、ペルーのアルパカ放牧地域の中心地にある。一体は、海抜高度4000mを超える、この世で最も辺境の地の一つである。
研究所の目的はアルパカのサプライチェーンに関わる全ての人々に恩恵をもたらすことだ。
中でもアンデス高地の過酷な環境でのアルパカ放牧によって生計を立てている、何千もの家族に力を入れている。
アルパカウールの質の低下を受けて2000年に設立された研究所の膨大な調査により、質の高いウール生産を確実にするには、放牧民の生活の質の改善が必要不可欠であることが明らかになった。
この重要な理解に基づき、パコマルカは「放牧小屋」という名の独自の住民プロジェクトに着手した。
このプロジェクトは、地方の自然環境における放牧者の重要性の真価を認めるものとして、現在地方政府に真剣に検討されている。
人間発達を促進する教育とコミットメントにより。パコマルカは放牧民が現代の社会的・環境的な影響に反応し、彼らの生活様式から上手く利益を挙げられるように支援している。
パコマルカは基本的な毛刈りや選別の手法を教えることで、放牧者が彼らウールに最もふさわしい価格を確実に得られる手助けをしている。
Style can't be mass-produced...
The Inoue Brothers... いのうえ・さとる＆きよし
（イノウエ ブラザーズ イノウエサトル・キヨシ）
兄の聡は1978年、清史は1980年生まれ。
ともにデンマークのコペンハーゲンで生まれ育った。「ザ・イノウエブラザーズ」の特徴である「日本の繊細さ」と「北欧のシンプルさ」への愛情を基本に生まれたデザインを、彼らは「Scandinasian」（スカンジナジアン）デザインと呼ぶ。聡はコペンハーゲンを拠点にグラフィックデザイナーとして、清史はロンドンを拠点にヘアデザイナーとしても活躍。そこで得た収入のほとんどを「ザ・イノウエブラザーズ」の活動に費やす。
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第三弾の今作は、The Inoue Brothersとペルーの高地のあるパコマルカ・アルパカ研究所とのパートナーシップを初めて映像として表現されています。5分間の映像から感じられるアンデスの空気を、是非一度ご覧ください。
（本記事では、映像の中で流れます文章をよりじっくり読んでいただく為に、文字に書き起こしております。）
In The Land Of The Alpaca (Japanese Subtitles) from The Inoue Brothers on Vimeo.
5千年以上もの間アンデスの原住民はファインウールを取るためにアルパカを飼ってきた。
かつてアンデスを支配したインカ族は、豪華な織物を生み出す優れた毛糸を紡いだ。
現在、アルパカの大半はアンデスの最も田舎に住む家族経営の小さな放牧者の所有されている。アンデスの原住民は南アメリカでも一、二を争うほど貧しく、彼らの生活様式はサポート・投資の欠如やネグレクトにより危機にさらされてきた。
The Inoue Brothers はペルーの高地にあるパコマルカアルパカ研究所とのパートナーシップを築いた。地元の放牧者が自らの生活様式から上手く利益を挙げられるように援助することが目標だ。
「僕はフローレス・コンドーリ・フランシスコ。30年近く田園地方でアルパカを放牧してきた。
その前はジャングルでも働いたし、いろいろやった。トラックの運転手たバスの車掌もやった。
でも今は田園地方に首ったけだ。
ここには牧草と水がある。自然がアルパカ・羊・牛・馬を養ってくれる。
牧草はそんなに多くないが、僕らは田舎で家畜の世話をするために犠牲を払っているんだ。
寒くても、雨が降っても。
だからウールを売る時は、買い手が見合う価値を払うべきだ。
パコマルカは子供達への贈り物だと思っている。
年を取ったら、子供や孫に言ってやるんだ。
パコマルカで、素晴らしいアルパカ品種とはどんなものかを教えてもらったって。
日は巡り天気は変わる。天候の変化は激しい。
全てがどんどん変化していくので、僕らも前を向いて行かなければ。
後戻りはできない。そういうもんさ。」
パコマルカ研究所はプーノの南部、ペルーのアルパカ放牧地域の中心地にある。一体は、海抜高度4000mを超える、この世で最も辺境の地の一つである。
研究所の目的はアルパカのサプライチェーンに関わる全ての人々に恩恵をもたらすことだ。
中でもアンデス高地の過酷な環境でのアルパカ放牧によって生計を立てている、何千もの家族に力を入れている。
アルパカウールの質の低下を受けて2000年に設立された研究所の膨大な調査により、質の高いウール生産を確実にするには、放牧民の生活の質の改善が必要不可欠であることが明らかになった。
この重要な理解に基づき、パコマルカは「放牧小屋」という名の独自の住民プロジェクトに着手した。
このプロジェクトは、地方の自然環境における放牧者の重要性の真価を認めるものとして、現在地方政府に真剣に検討されている。
人間発達を促進する教育とコミットメントにより。パコマルカは放牧民が現代の社会的・環境的な影響に反応し、彼らの生活様式から上手く利益を挙げられるように支援している。
パコマルカは基本的な毛刈りや選別の手法を教えることで、放牧者が彼らウールに最もふさわしい価格を確実に得られる手助けをしている。
Style can't be mass-produced...
The Inoue Brothers... いのうえ・さとる＆きよし
（イノウエ ブラザーズ イノウエサトル・キヨシ）
兄の聡は1978年、清史は1980年生まれ。
ともにデンマークのコペンハーゲンで生まれ育った。「ザ・イノウエブラザーズ」の特徴である「日本の繊細さ」と「北欧のシンプルさ」への愛情を基本に生まれたデザインを、彼らは「Scandinasian」（スカンジナジアン）デザインと呼ぶ。聡はコペンハーゲンを拠点にグラフィックデザイナーとして、清史はロンドンを拠点にヘアデザイナーとしても活躍。そこで得た収入のほとんどを「ザ・イノウエブラザーズ」の活動に費やす。
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