「私の挑戦は、決して時代遅れにならない何かを作ることなのです。」AHLEMデザイナーインタビュー
2021.12.26 / INTERVIEW
ダイスアンドダイスでは、トレンドに左右されないクラッシックなスタイルと革新的なデザイン性を併せ持つアイウエアブランド「AHLEM」の福岡初となるポップアップイベント「AHLEM POP-UP SHOP at Dice&Dice」を、2022年1月21日(金)から1月24日(月)までの期間で開催します。
パリで生まれ、現在ロサンゼルスを拠点に活動するAHLEM。
幼少期からアイウェアに囲まれた生活を送るなかで、その拘りや信念についてAHLEMお取り扱い代理店のGLOBE SPECSセールスマネージャー服部氏によるインタビューをご覧ください。
服部氏(以下H):あなたは元々、ミュウミュウやアクネなどのファッション業界で働いていましたよね。それがどうしてアイウェアデザイナーになったのですか?
AHLEM(以下A):子供の頃からメガネが大好きでした。ファッション業界で働いている時は、生産から販売,PRまで360度全て見ることができました。そしてそれは私にとって心地よいものでした。
そしてミュウミュウを辞めた時に、今こそ自分がずっとやりたかったことをやるべき時だと思ったのです。本当にこんな感じです。それでアイウェアの道に進んだのです。
H:アイウェアのどんな部分があなたの興味を引くのですか?
A:子供の頃からずっと自分でもメガネを使っていて、それは私のDNAの一部のようでした。私が子供の頃、母は毎年新しいメガネ、時計、カメラを買ってくれました。夏前のホリデーギフトでした。
メガネはいつも私の一部だったのです。
だから、いつアイウェアの仕事をしたいと思い始めたのか、なぜ始めたのかを伝えるのは難しいですね。本当にそのタイミングだったということです。
H:アイウェアのデザインをすることは、あなたにとって本当に自然なことだったのですね。AHLEMのアイデンティティーを表しているものは何だと思いますか?
A:それは落ち着いた佇まいであること、控えめなお洒落ということでしょうか。AHLEMのアイウェアは、顔の上で主張しすぎることはありません。過剰な装飾やディテールが施されていることもなく、とても繊細でスマートで、機能的です。一度買ったら残りの人生でずっと愛用するものだと思っています。
コレこそ私がラグジュアリーと呼ぶものです。例えば、エルメスのバーキンや、ロレックスの時計は一生ものだと思って買いますよね。
私はアイウェアも同じだと思っています。私は過剰ややりすぎの対極にいる人間です。使用機会や期間が限定されてしまうのは嫌なのです。
なぜなら、ある時生活の中で
「ちょっとコレはやり過ぎだな。」
と思って使わなくなるからです。
私たちが行なっているのは、最高の職人たちにより丁寧に仕上げられたアイウェアを作ることです。そして、それは同時に快適でなければなりません。
重すぎず、軽すぎず、丈夫で、美しい。手にした時、無駄なことを考えないで住むようなアイウェアを作りたいと思っています。
H:職人さんたちの話をしたいのですが、、、アイウェア業界の経験がなかったのに、どのように職人さんと知り合いになったのか不思議です。
A:その通りです。でも何でも経験がないということは、何でも可能ということですよね?
何も経験がないから、何が不可能かもわからないんです。答えがないのです。
みんなが難しいことだと言いましたが、やってみようと思いました。限界なんてありませんからね。
私が唯一制限していることは、私が身につけるもの、夫が身につけるもの。長く使えるものを選ぶのです。
何かを作る時に、私にとって最も重要なのは耐久性です。
Champ de Marsを20年かけ続けますか?
Rue Bosquetを20年かけ続けますか?
もしそうなれば、私たちの勝ちです。
ですが、もしやり過ぎなメガネを作ってしまって、かけることを辞められてしまったら。
そうならないようにしたいのです。私の挑戦は、決して時代遅れにならない何かを作ることなのです。
H:AHLEMの新たなテクノロジーについてお聞きします。
凹型ブリッジは、初めて開発したものですよね?
Lille、Thatre、Doominiqueはとても素晴らしいです。
A:本当に素晴らしいフレームです。
H:コレは何か特別な技術なのですか?
A:はい。とても複雑なものです。本当に大変です。本当に難しい技術だと思います。
なぜなら、凹型ブリッジにするためには、フレームを仕上げて、再度カットを施さなければいけないからです。
そして、それを磨くのは手作業です。もしミスしたらそれでおしまいです。
なぜ凹型ブリッジを作りたかったかというと、ブリッジの新たな側面を創造したかったからです。
なぜなら、ブリッジは最も複雑でありながら、顔の真ん中にくるものだからです。
もしブリッジが大きすぎたり、小さすぎたり、派手すぎたら真ん中にあるものですし、みんなかけませんよね。
新しいけれども、基本的には本人しか分からないようなものを作りたかったのです。
見ただけでは分からないですよね。そしてフレームそのものも軽くなります。
生地の一部を削り取ることになるので、フレームは軽くなるのです。
8mm生地のフレームでありながら、どれだけ軽くすることができるのかということも探求して見たかったのです。
H:なるほど。とても厚くて重そうですよね。
A:でもそうではないのです。
とても軽いのです。例えば、Rue Bosquetよりも軽いのです。
本当に軽いのです。なぜ軽さを探求したいのかというと、とても厚いレンズを使っていると想像して見てください。
8mm生地で分厚いレンズをキープしつつ軽さを持てるようにしたいのです。
重すぎず、頭痛を起こさない。なので、製品を構築する上で新しいものを探求したいのですが、
常にコアな部分はキープするようにしています。それは8mmの暑さがあり、部分的に薄いところと厚いところがあって、
中心は、より少ない生地を使用するということです。
凹型ブリッジは内側にカーブしています。
テンプルは外側にカーブしていて、ブリッジは内側にカーブしています。
H:彫刻のようですね。
A:本当にその通りです。
H:新しいアセテートカラーについて質問です。
最近、特に透明の素晴らしいカラーが発表されています。これはサプライヤーによって特別に作られたものなのですか?
A:マツケリ社と共同で開発しました。
Dry PampasとThymelightはAHLEM限定のカラーです。
H:限定なのですね!とても重要ですね。
AHLEM限定のカラーDry Pampas
AHLEM限定のカラーThymelight
A:もっとあります。
SILMOの為にも別のカラーを開発しました。新色がもうすぐ発表されます。
他にも何色か限定カラーが発表されます。私自身とても楽しんでいて、とても良い色です。
透明のカラーについては、あと2、3色限定カラーがあるので、
合わせて5色ですね。
H:なるほど。最近はみんなマスクをするので、透明色は重くなりすぎないのでとても良いですね。
私たちのPRの女性も私と全く同じものをかけてます。
A:私も大好きです。Le MaraisのThymelightはとても良いですね。
私のお気に入りです。
H:Thymelightはミントのことですか?
A:違います。タイムです。
ハーブをご存知ですよね?それのことです。パスタなどに入れるハーブです。それがThymelightの意味なんですね。
H:Dry Pampasは植物が由来ですよね?
A:その通りです。
Dry Pampasは本当にそのままなんですよ。Dry Pampasを見てみると、ほとんど同じ色をしています。
H:写真から想像できました。とても美しい色を作りましたよね。
あとはDustlight。このカラーが追加されましたね。
AHLEM限定のカラーDustlught
A:Dustlightは大好きなカラーです。とても良い色だと思いませんか?
限定カラーではないのだけれど、、、待って!Dustlightも限定カラーかもしれません。
色々ありすぎて分からなくなってしまうのです。笑
Dustlightも私たちが考案したと思うのですが、チェックして後で教えますね。
H:ピンクに似た色ですが、ピンクとは言ってないですよね?
A:言っていません。
なぜならそれは粉末の色だからです。顔にパフを使うとき、粉が光の中に飛んでいきます。
その時にそのカラーが見えるのです。祖母がパウダーパフを使っていました。
彼女がそれを使う時、光の中で粉がその色に変わっていったのです。
H:なるほど。
A:わかりましたか?祖母は肌色に近いものを使っていました。
肌がそんなに白いわけではなかったので、ピンク色のものを使っていたのですね。
H:それが名前の由来だったのですね。やっとわかりました。
H:未来に向けて、AHLEMの次のステップは何ですか?
A:他に取り組んでいる、私たちにとって非常に重要なことは、
プラスチック袋をご存知ですよね?メガネを入れるプラスチック袋です。
それはもう終わりです。もう無しです。環境に優しくないし、使い捨てです。
これからはそれがPevaに変わります。もしかしたらここにあるかもしれないわ。
あっ、持ってなかったです。
まだフランスにありました。ごめんなさい。
とにかくPevaに変わるのです。Pevaは環境に優しい素材です。
食べ物も入れられるし、お菓子や鉛筆、ケーブルなども入れられます。全てのメガネはPevaに入れられます。
お客様はその袋を家に持ち帰って、再利用することができるのです。私たちにとって、再利用は最も大切なことです。
持続可能性ですね。
H:ありがとうございます。そろそろ時間です。
また早いうちに、ぜひお会いしましょう。
A:ではまた。ありがとう。
-END-
AHLEM POP-UP SHOP at Dice&Dice日程、詳細につきましてはこちら
Youtube
【前編】アイウェアブランド"AHLEM"が表現するクールなヴェニスビーチの雰囲気と、力の抜けたパリジャンの洗練さ。
【後編】アイウェアブランド"AHLEM"が表現するクールなヴェニスビーチの雰囲気と、力の抜けたパリジャンの洗練さ。
「AHLEM POP-UP SHOP at Dice&Dice」
会期:2022年1月21日(金)〜1月24日(月)
会場:ダイスアンドダイス
住所:福岡県福岡市中央区今泉2-1-43 DXD bldg 1F
電話番号:092-722-4877
営業時間:13:00〜18:00
Ahlem Manai-Platt / アーレム・マナイ・プラット
フランス人でLAを拠点に活動するデザイナーAHLEM。アクネやミュウミュウなどのアパレル経験を経て、機能性とファッショ ン性が共存するアイウエアの世界へ。AHLEMのデザインに対する考え方は20世紀初頭のバウハウスムーブメントに強く影響を受けており、アートを日々の生活の中に溶け込ませることを意図し、決してトレンドに左右されるものでは無い。常にシンプル、快適、そして美しいデザインを目指している。デビュー時のプロトタイプの段階 からパリのコレットのバイヤーに高く評価され、同店の導入が決定。その後 LA の名店、フレッド・シーガルや他の有名眼鏡店からも評価され た事から、気に入っていた LA への移住を決意。シンプルさと美しさ、 機能性を追求し、流行に左右されないデザイン性とさりげなくあしらわれた繊細なディテールはフランス人である彼女ならではのエスプリとLAのリラックスした雰囲気を併せ持ってる。パリをこよなく愛するAHLEMはパリの建築や人から強くインスピレーションを受けており、モデル名もパリの通りや地域の名前をつけている。製造はフランスのメガネの生産地 として有名なジュラ地方のオヨナックスの職人により一つ一つ手作業で丁寧に作られている。
GLOBE SPECS / グローブスペックス
グローブスペックスは、世界各国の様々なアイウェアブランドを紹介するショップとして、1998年に1号店となる “グローブスペックス渋谷”をオープン。現在は、渋谷店、代官山店、京都店を運営。「快適に見る・かけられる」という アイウェアの基本品質と技術を追求し続けながら、更に、「楽しさ・嬉しさ・ファッション」という要素を加え提案し続けています。また、米国やヨーロッパをはじめとする世界中のブランドと契約し、日本国内での総輸入代理店も行っています。世界観が共有できれば若く新しいブランドでも積極的に取り入れアイウェアを通じて、眼鏡の可能性にチャレンジし続けてゆく企業、それがグローブスペックスです。
パリで生まれ、現在ロサンゼルスを拠点に活動するAHLEM。
幼少期からアイウェアに囲まれた生活を送るなかで、その拘りや信念についてAHLEMお取り扱い代理店のGLOBE SPECSセールスマネージャー服部氏によるインタビューをご覧ください。
服部氏(以下H):あなたは元々、ミュウミュウやアクネなどのファッション業界で働いていましたよね。それがどうしてアイウェアデザイナーになったのですか?
AHLEM(以下A):子供の頃からメガネが大好きでした。ファッション業界で働いている時は、生産から販売,PRまで360度全て見ることができました。そしてそれは私にとって心地よいものでした。
そしてミュウミュウを辞めた時に、今こそ自分がずっとやりたかったことをやるべき時だと思ったのです。本当にこんな感じです。それでアイウェアの道に進んだのです。
H:アイウェアのどんな部分があなたの興味を引くのですか?
A:子供の頃からずっと自分でもメガネを使っていて、それは私のDNAの一部のようでした。私が子供の頃、母は毎年新しいメガネ、時計、カメラを買ってくれました。夏前のホリデーギフトでした。
メガネはいつも私の一部だったのです。
だから、いつアイウェアの仕事をしたいと思い始めたのか、なぜ始めたのかを伝えるのは難しいですね。本当にそのタイミングだったということです。
H:アイウェアのデザインをすることは、あなたにとって本当に自然なことだったのですね。AHLEMのアイデンティティーを表しているものは何だと思いますか?
A:それは落ち着いた佇まいであること、控えめなお洒落ということでしょうか。AHLEMのアイウェアは、顔の上で主張しすぎることはありません。過剰な装飾やディテールが施されていることもなく、とても繊細でスマートで、機能的です。一度買ったら残りの人生でずっと愛用するものだと思っています。
コレこそ私がラグジュアリーと呼ぶものです。例えば、エルメスのバーキンや、ロレックスの時計は一生ものだと思って買いますよね。
私はアイウェアも同じだと思っています。私は過剰ややりすぎの対極にいる人間です。使用機会や期間が限定されてしまうのは嫌なのです。
なぜなら、ある時生活の中で
「ちょっとコレはやり過ぎだな。」
と思って使わなくなるからです。
私たちが行なっているのは、最高の職人たちにより丁寧に仕上げられたアイウェアを作ることです。そして、それは同時に快適でなければなりません。
重すぎず、軽すぎず、丈夫で、美しい。手にした時、無駄なことを考えないで住むようなアイウェアを作りたいと思っています。
H:職人さんたちの話をしたいのですが、、、アイウェア業界の経験がなかったのに、どのように職人さんと知り合いになったのか不思議です。
A:その通りです。でも何でも経験がないということは、何でも可能ということですよね?
何も経験がないから、何が不可能かもわからないんです。答えがないのです。
みんなが難しいことだと言いましたが、やってみようと思いました。限界なんてありませんからね。
私が唯一制限していることは、私が身につけるもの、夫が身につけるもの。長く使えるものを選ぶのです。
何かを作る時に、私にとって最も重要なのは耐久性です。
Champ de Marsを20年かけ続けますか?
Rue Bosquetを20年かけ続けますか?
もしそうなれば、私たちの勝ちです。
ですが、もしやり過ぎなメガネを作ってしまって、かけることを辞められてしまったら。
そうならないようにしたいのです。私の挑戦は、決して時代遅れにならない何かを作ることなのです。
H:AHLEMの新たなテクノロジーについてお聞きします。
凹型ブリッジは、初めて開発したものですよね?
Lille、Thatre、Doominiqueはとても素晴らしいです。
A:本当に素晴らしいフレームです。
H:コレは何か特別な技術なのですか?
A:はい。とても複雑なものです。本当に大変です。本当に難しい技術だと思います。
なぜなら、凹型ブリッジにするためには、フレームを仕上げて、再度カットを施さなければいけないからです。
そして、それを磨くのは手作業です。もしミスしたらそれでおしまいです。
なぜ凹型ブリッジを作りたかったかというと、ブリッジの新たな側面を創造したかったからです。
なぜなら、ブリッジは最も複雑でありながら、顔の真ん中にくるものだからです。
もしブリッジが大きすぎたり、小さすぎたり、派手すぎたら真ん中にあるものですし、みんなかけませんよね。
新しいけれども、基本的には本人しか分からないようなものを作りたかったのです。
見ただけでは分からないですよね。そしてフレームそのものも軽くなります。
生地の一部を削り取ることになるので、フレームは軽くなるのです。
8mm生地のフレームでありながら、どれだけ軽くすることができるのかということも探求して見たかったのです。
H:なるほど。とても厚くて重そうですよね。
A:でもそうではないのです。
とても軽いのです。例えば、Rue Bosquetよりも軽いのです。
本当に軽いのです。なぜ軽さを探求したいのかというと、とても厚いレンズを使っていると想像して見てください。
8mm生地で分厚いレンズをキープしつつ軽さを持てるようにしたいのです。
重すぎず、頭痛を起こさない。なので、製品を構築する上で新しいものを探求したいのですが、
常にコアな部分はキープするようにしています。それは8mmの暑さがあり、部分的に薄いところと厚いところがあって、
中心は、より少ない生地を使用するということです。
凹型ブリッジは内側にカーブしています。
テンプルは外側にカーブしていて、ブリッジは内側にカーブしています。
H:彫刻のようですね。
A:本当にその通りです。
H:新しいアセテートカラーについて質問です。
最近、特に透明の素晴らしいカラーが発表されています。これはサプライヤーによって特別に作られたものなのですか?
A:マツケリ社と共同で開発しました。
Dry PampasとThymelightはAHLEM限定のカラーです。
H:限定なのですね!とても重要ですね。
AHLEM限定のカラーDry Pampas
AHLEM限定のカラーThymelight
A:もっとあります。
SILMOの為にも別のカラーを開発しました。新色がもうすぐ発表されます。
他にも何色か限定カラーが発表されます。私自身とても楽しんでいて、とても良い色です。
透明のカラーについては、あと2、3色限定カラーがあるので、
合わせて5色ですね。
H:なるほど。最近はみんなマスクをするので、透明色は重くなりすぎないのでとても良いですね。
私たちのPRの女性も私と全く同じものをかけてます。
A:私も大好きです。Le MaraisのThymelightはとても良いですね。
私のお気に入りです。
H:Thymelightはミントのことですか?
A:違います。タイムです。
ハーブをご存知ですよね?それのことです。パスタなどに入れるハーブです。それがThymelightの意味なんですね。
H:Dry Pampasは植物が由来ですよね?
A:その通りです。
Dry Pampasは本当にそのままなんですよ。Dry Pampasを見てみると、ほとんど同じ色をしています。
H:写真から想像できました。とても美しい色を作りましたよね。
あとはDustlight。このカラーが追加されましたね。
AHLEM限定のカラーDustlught
A:Dustlightは大好きなカラーです。とても良い色だと思いませんか?
限定カラーではないのだけれど、、、待って!Dustlightも限定カラーかもしれません。
色々ありすぎて分からなくなってしまうのです。笑
Dustlightも私たちが考案したと思うのですが、チェックして後で教えますね。
H:ピンクに似た色ですが、ピンクとは言ってないですよね?
A:言っていません。
なぜならそれは粉末の色だからです。顔にパフを使うとき、粉が光の中に飛んでいきます。
その時にそのカラーが見えるのです。祖母がパウダーパフを使っていました。
彼女がそれを使う時、光の中で粉がその色に変わっていったのです。
H:なるほど。
A:わかりましたか?祖母は肌色に近いものを使っていました。
肌がそんなに白いわけではなかったので、ピンク色のものを使っていたのですね。
H:それが名前の由来だったのですね。やっとわかりました。
H:未来に向けて、AHLEMの次のステップは何ですか?
A:他に取り組んでいる、私たちにとって非常に重要なことは、
プラスチック袋をご存知ですよね?メガネを入れるプラスチック袋です。
それはもう終わりです。もう無しです。環境に優しくないし、使い捨てです。
これからはそれがPevaに変わります。もしかしたらここにあるかもしれないわ。
あっ、持ってなかったです。
まだフランスにありました。ごめんなさい。
とにかくPevaに変わるのです。Pevaは環境に優しい素材です。
食べ物も入れられるし、お菓子や鉛筆、ケーブルなども入れられます。全てのメガネはPevaに入れられます。
お客様はその袋を家に持ち帰って、再利用することができるのです。私たちにとって、再利用は最も大切なことです。
持続可能性ですね。
H:ありがとうございます。そろそろ時間です。
また早いうちに、ぜひお会いしましょう。
A:ではまた。ありがとう。
-END-
AHLEM POP-UP SHOP at Dice&Dice日程、詳細につきましてはこちら
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【前編】アイウェアブランド"AHLEM"が表現するクールなヴェニスビーチの雰囲気と、力の抜けたパリジャンの洗練さ。
【後編】アイウェアブランド"AHLEM"が表現するクールなヴェニスビーチの雰囲気と、力の抜けたパリジャンの洗練さ。
「AHLEM POP-UP SHOP at Dice&Dice」
会期:2022年1月21日(金)〜1月24日(月)
会場:ダイスアンドダイス
住所:福岡県福岡市中央区今泉2-1-43 DXD bldg 1F
電話番号:092-722-4877
営業時間:13:00〜18:00
Ahlem Manai-Platt / アーレム・マナイ・プラット
フランス人でLAを拠点に活動するデザイナーAHLEM。アクネやミュウミュウなどのアパレル経験を経て、機能性とファッショ ン性が共存するアイウエアの世界へ。AHLEMのデザインに対する考え方は20世紀初頭のバウハウスムーブメントに強く影響を受けており、アートを日々の生活の中に溶け込ませることを意図し、決してトレンドに左右されるものでは無い。常にシンプル、快適、そして美しいデザインを目指している。デビュー時のプロトタイプの段階 からパリのコレットのバイヤーに高く評価され、同店の導入が決定。その後 LA の名店、フレッド・シーガルや他の有名眼鏡店からも評価され た事から、気に入っていた LA への移住を決意。シンプルさと美しさ、 機能性を追求し、流行に左右されないデザイン性とさりげなくあしらわれた繊細なディテールはフランス人である彼女ならではのエスプリとLAのリラックスした雰囲気を併せ持ってる。パリをこよなく愛するAHLEMはパリの建築や人から強くインスピレーションを受けており、モデル名もパリの通りや地域の名前をつけている。製造はフランスのメガネの生産地 として有名なジュラ地方のオヨナックスの職人により一つ一つ手作業で丁寧に作られている。
GLOBE SPECS / グローブスペックス
グローブスペックスは、世界各国の様々なアイウェアブランドを紹介するショップとして、1998年に1号店となる “グローブスペックス渋谷”をオープン。現在は、渋谷店、代官山店、京都店を運営。「快適に見る・かけられる」という アイウェアの基本品質と技術を追求し続けながら、更に、「楽しさ・嬉しさ・ファッション」という要素を加え提案し続けています。また、米国やヨーロッパをはじめとする世界中のブランドと契約し、日本国内での総輸入代理店も行っています。世界観が共有できれば若く新しいブランドでも積極的に取り入れアイウェアを通じて、眼鏡の可能性にチャレンジし続けてゆく企業、それがグローブスペックスです。