SEVEN BY SEVEN For Dice&Dice SHIRTS / JYUNYA KAWAKAMI INTERVIEW
2020.05.10 / INTERVIEW
昨年末からSEVEN BY SEVENチームと何度も打ち合わせを重ね、2型のDice&Dice別注シャツ出来上がった。
ただ売りたいだけのシャツではなく僕らが本当に着たいシャツ。
洗い込むたびに出る生地特有の起毛感と、経年変化を楽しめるTUCK SHIRT- Brushed linen –。
ヴィンテージ生地を贅沢に使用し限られた枚数のみ作製する事ができたCRAZY PATTERN OPEN COLLAR SHIRT。
今回の別注でSEVEN BY SEVEN デザイナーの川上さんに生地の特徴やシャツの形など僕らが聞きたい事をインタビューしたので是非目を通して頂きたい。
TUCK SHIRT- Brushed linen –
ー今回TUCK SHIRTSで使用した生地について教えてください。
川上さん(以下、川上) : 数年前に出会って買った生地で、当時コレクションで使う予定だったが、たまたま流れてしまった生地なんですよ。
起毛したハリのあるリネン生地は今までのコレクションでも出してないボリューム感があって、今改めて見てみると新しく感じたんで、今回特別にTUCK SHIRTに当てこんでみました。
ー今やSEVEN BY SEVENのアイコン的アイテムのTUCK SHIRTですが、生まれたルーツやエピソードなどあれば教えてください。
川上 : アメリカ在住時代から、良く着ていた80sの古着のシャツがベースで作られていて、着ていた当時から不思議なボリューム感があったんですよね。
当時は、古着のジャンルではあまりフォーカスされていないアイテムだったけど、現代的に新しいシャツとして一から作り直してリリースしたのが始まりです。
ー着用するシャツのサイズ感についてアドバイスがあれば教えてください。また、今期発売のパンツで合わせるならコレというのがもしあれば教えてください。
川上 : 少し厚みのある生地なので、軽めのアウター感覚でも着てもらってもいいと思います。プレーンでシンプルなシャツだけど太いだけじゃなくて、立体感があるから雰囲気もいいです。
今シーズンのアイテムからだと、ジャガード織りのオリジナル柄パンツと合わせて、メリハリを持たせてもいいんじゃないかな。
パッと見た感じはベーシックに見えるから様々なスタイルにも取り入れていいと思います。
ーリネンシャツの洗濯方法や、保管方法で気をつけた方がいい所や、経年変化でこの厚さのリネンシャツはどうなっていくんですか。
川上 : 製品後に洗いをかけてるから縮まない。個人的にはガンガン着て、洗い込んでいってほしいですね。
保管方法は、リネンはウールなどに比べて虫食いが少ないし、年中着ていいアイテムなのでクローゼットに一年中置いて欲しいです。
着て、洗ってを繰り返していくと、リネンならではの起毛感がさらに増して、ハリ感がなくなった時にはすごく良い表情になってきます。
CRAZY PATTERN OPEN COLLAR SHIRT
ー今回使用した生地の特徴とクレイジーパターンにした理由ついて教えてください。
川上 : 昔アメリカに買い付けに行った際に仕入れたインド製のカディーコットンで、その時は何を作るとかではなくて生地の雰囲気がものすごく良かったから購入しました。
カディーコットンは洗い込むとカディー(手織り)ならでは優しい雰囲気が出てくるんだけど、SEVEN BY SEVENらしく少しだけエッジが欲しかったから
クレイジーパターンにして開襟してみたらかなり良くハマりましたね。
ーカディーコットンってよく耳にしますが、詳しく教えて頂けますか?
川上 : 今回使用しているカディーコットンは、糸を紡ぐところから、手作業で行われていているんです。
人の手によって生成された糸を、手織りの器具を使って、人の手によって生地へと仕上げるんだけど、その過程で生まれる、カディーコットン特有のダマ感や、手織りによる生地の目の緩さは、暑い国ならではの涼しげな素材感となってますね。
1800年代半ばからイギリスで産業革命が起きて衣服の製造も機械化が進んだんだけど、その流れに立ち向かい、伝統的な生地生成の方法を貫き通したのがインド。
以前より少なくなったけど、今もその技術が受け継がれていて、世界的にも稀少なカディーコットンが作られて、今では、海外のハイブランドからも多く使用されてますよね。
ー開襟シャツで作らていますが、形の特徴や元となった形のエピソードなどがあればお願いします。
川上 : SBS定番の開襟シャツをベースに生地を当て込んでみました。
今回使っている生地の厚さ的にもシャツで当て込むのがベストだなと。
色んなバリエーションで工場に縫製してもらって、世界に1着の完全アソート開襟シャツができました。
ーサイズ感についてアドバイスがあれば。
川上 : 手織りの良い生地感があるから、たっぷり目に着てみてもいいと思います。
袖丈が長めに設定していて、今のシルエットにとても合っていると思います。
ー今期発売のパンツでこれと相性がいいんじゃないかと思うのがあれば教えてください。
川上 : supima生地のショーツでリラックスしたイメージがハマるんじゃないかなと思います。
デニムやチノとかのストリートウェアとして着てもらっても良いし、ゆったりとしたパンツにパナマハットなどの小物と一緒に着て楽しんでもらっても良いかなと。
ーインタビュー後記ー
お店や、オンラインストアで沢山商品を見ることは出来ますが、一つの商品をここまで知れるシャツは少ないのではないでしょうか。
今回電話にてインタビュー敢行し、快く承諾して頂いたデザイナーの川上さんありがとうございました。
<TUCK SHIRT- Brushed linen –の商品ページはこちら>
<CRAZY PATTERN OPEN COLLAR SHIRTの商品ページはこちら>
<SEVEN BY SEVENの商品はこちら>
ただ売りたいだけのシャツではなく僕らが本当に着たいシャツ。
洗い込むたびに出る生地特有の起毛感と、経年変化を楽しめるTUCK SHIRT- Brushed linen –。
ヴィンテージ生地を贅沢に使用し限られた枚数のみ作製する事ができたCRAZY PATTERN OPEN COLLAR SHIRT。
今回の別注でSEVEN BY SEVEN デザイナーの川上さんに生地の特徴やシャツの形など僕らが聞きたい事をインタビューしたので是非目を通して頂きたい。
TUCK SHIRT- Brushed linen –
ー今回TUCK SHIRTSで使用した生地について教えてください。
川上さん(以下、川上) : 数年前に出会って買った生地で、当時コレクションで使う予定だったが、たまたま流れてしまった生地なんですよ。
起毛したハリのあるリネン生地は今までのコレクションでも出してないボリューム感があって、今改めて見てみると新しく感じたんで、今回特別にTUCK SHIRTに当てこんでみました。
ー今やSEVEN BY SEVENのアイコン的アイテムのTUCK SHIRTですが、生まれたルーツやエピソードなどあれば教えてください。
川上 : アメリカ在住時代から、良く着ていた80sの古着のシャツがベースで作られていて、着ていた当時から不思議なボリューム感があったんですよね。
当時は、古着のジャンルではあまりフォーカスされていないアイテムだったけど、現代的に新しいシャツとして一から作り直してリリースしたのが始まりです。
ー着用するシャツのサイズ感についてアドバイスがあれば教えてください。また、今期発売のパンツで合わせるならコレというのがもしあれば教えてください。
川上 : 少し厚みのある生地なので、軽めのアウター感覚でも着てもらってもいいと思います。プレーンでシンプルなシャツだけど太いだけじゃなくて、立体感があるから雰囲気もいいです。
今シーズンのアイテムからだと、ジャガード織りのオリジナル柄パンツと合わせて、メリハリを持たせてもいいんじゃないかな。
パッと見た感じはベーシックに見えるから様々なスタイルにも取り入れていいと思います。
ーリネンシャツの洗濯方法や、保管方法で気をつけた方がいい所や、経年変化でこの厚さのリネンシャツはどうなっていくんですか。
川上 : 製品後に洗いをかけてるから縮まない。個人的にはガンガン着て、洗い込んでいってほしいですね。
保管方法は、リネンはウールなどに比べて虫食いが少ないし、年中着ていいアイテムなのでクローゼットに一年中置いて欲しいです。
着て、洗ってを繰り返していくと、リネンならではの起毛感がさらに増して、ハリ感がなくなった時にはすごく良い表情になってきます。
CRAZY PATTERN OPEN COLLAR SHIRT
ー今回使用した生地の特徴とクレイジーパターンにした理由ついて教えてください。
川上 : 昔アメリカに買い付けに行った際に仕入れたインド製のカディーコットンで、その時は何を作るとかではなくて生地の雰囲気がものすごく良かったから購入しました。
カディーコットンは洗い込むとカディー(手織り)ならでは優しい雰囲気が出てくるんだけど、SEVEN BY SEVENらしく少しだけエッジが欲しかったから
クレイジーパターンにして開襟してみたらかなり良くハマりましたね。
ーカディーコットンってよく耳にしますが、詳しく教えて頂けますか?
川上 : 今回使用しているカディーコットンは、糸を紡ぐところから、手作業で行われていているんです。
人の手によって生成された糸を、手織りの器具を使って、人の手によって生地へと仕上げるんだけど、その過程で生まれる、カディーコットン特有のダマ感や、手織りによる生地の目の緩さは、暑い国ならではの涼しげな素材感となってますね。
1800年代半ばからイギリスで産業革命が起きて衣服の製造も機械化が進んだんだけど、その流れに立ち向かい、伝統的な生地生成の方法を貫き通したのがインド。
以前より少なくなったけど、今もその技術が受け継がれていて、世界的にも稀少なカディーコットンが作られて、今では、海外のハイブランドからも多く使用されてますよね。
ー開襟シャツで作らていますが、形の特徴や元となった形のエピソードなどがあればお願いします。
川上 : SBS定番の開襟シャツをベースに生地を当て込んでみました。
今回使っている生地の厚さ的にもシャツで当て込むのがベストだなと。
色んなバリエーションで工場に縫製してもらって、世界に1着の完全アソート開襟シャツができました。
ーサイズ感についてアドバイスがあれば。
川上 : 手織りの良い生地感があるから、たっぷり目に着てみてもいいと思います。
袖丈が長めに設定していて、今のシルエットにとても合っていると思います。
ー今期発売のパンツでこれと相性がいいんじゃないかと思うのがあれば教えてください。
川上 : supima生地のショーツでリラックスしたイメージがハマるんじゃないかなと思います。
デニムやチノとかのストリートウェアとして着てもらっても良いし、ゆったりとしたパンツにパナマハットなどの小物と一緒に着て楽しんでもらっても良いかなと。
ーインタビュー後記ー
お店や、オンラインストアで沢山商品を見ることは出来ますが、一つの商品をここまで知れるシャツは少ないのではないでしょうか。
今回電話にてインタビュー敢行し、快く承諾して頂いたデザイナーの川上さんありがとうございました。
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